2023年6月6日(火)、東京に本社を置く製薬会社エーザイは、脅威行為者がサーバーの一部を暗号化したことを受け、週末にランサムウェアの被害に遭い、業務に影響を及ぼしたことを明らかにしました。この攻撃を受けて、エーザイは多くのITシステムをオフラインにし、被害を食い止めるとともに、侵入した企業ネットワークのさらなる部分へのロッカーの拡散を防止しました。
エーザイは、発表したお知らせの中で、直ちにインシデントレスポンス計画を実施し、サイバーセキュリティパートナーの協力を得て調査を開始したと述べています。また、調査が終了するまで、物流システムを含む国内外の複数のシステムが停止したままであると説明しています。エーザイは、データ漏洩の可能性については調査中であり、潜在的なリスクであることに変わりはないと述べています。
ランサムウェアグループはまだこの事件の責任を主張していません。
© 2021 CyberEnsō – 日本サイバーディフェンス株式会社。全著作権所有。