2022年4月22日(金)、アメリカ歯科医師会(ADA)はランサムウェアの攻撃を受け、ADAは影響を受けたシステムをオフラインにしました。また、様々なオンラインサービス、電話、電子メール、ウェブチャットなどにも障害が発生しました。ADAの会員に送られた電子メールによると、攻撃の発見後すぐに、ADAは影響を受けたシステムをオフラインにしてインシデントに対応し、被害の性質と範囲に関する調査を開始しました。このインシデントは、患者のアカウントを登録するためにADAのオンラインサービスを利用している他の歯科医師会にも影響を及ぼしています。
また、連邦法執行機関に通知し、精力的に調査に協力していると述べています。ADAは予備調査の結果、会員情報やその他のデータは漏洩していないとしていますが、サイバーセキュリティ研究者は、この事件で盗まれたとされるデータが、「Black Basta」として知られる新しいランサムウェアグループによって流出されているのを確認しています。流出したデータには、W2フォーム、NDA、会計スプレッドシート、ADA会員に関する情報などが含まれています。
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