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スコットランドのエンジニアリンググループがランサムウェア攻撃を受ける

2021年10月7日(木)、スコットランドの多国籍エンジニアリング企業であるウィアーグループは、2021年9月にランサムウェア攻撃の未遂を経験し、この事件によりサイバーセキュリティシステムが作動したため、一時的に大きな混乱を招いたことを公表しました。この事件は、同社の第3四半期の業績報告で開示され、「当グループは現在、9月後半に発生した高度なランサムウェア攻撃未遂の結果を管理しています」と述べられています。混乱のほとんどは出荷、製造、エンジニアリングに影響を及ぼしており、その結果、5,000万ポンドの収益が延期されています。

また、同社のサイバーセキュリティシステムおよびコントロールが脅威に迅速に対応し、強固な対策を講じたとしています。同社によると、すべての施設が稼働しているため、今回の攻撃による第3四半期の受注への影響はなく、顧客への影響は現在緩和されているとのことです。

また、Weir Groupは、今後数週間のうちに、ビジネス上の優先度が高い順に、部分的に能力を徐々に回復させることに取り組んでいます。しかし、2021年第4四半期においても、問題が業務に影響を及ぼすことが予想されます。

「当社は、当社の事業に対する巧妙な外部からの攻撃に、迅速かつ包括的に対応しました。当社のインフラとデータを保護するための強固な対策により、一時的に大きな混乱が生じましたが、当社のチームはこの課題に見事に対応し、お客様への影響を最小限に抑えることができました。今後も、すべてのシステムを安全に復旧させることに注力するとともに、将来のレジリエンスをさらに強化していきます」- ジョン・スタントン(Weir Group Chief Executive)

同社は、個人情報やその他の機密データが流出したり、暗号化されたりした証拠は見つかっていないと発表しており、規制当局や関連情報機関と連絡を取り合いながら、今回の事件を確実に解決していきます。

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