2021年2月2日(水)、マサチューセッツ州最大のフェリー会社であるスチームシップ・オーソリティ(Steamship Authority)がランサムウェアの攻撃を受け、チケットの発券に支障をきたし、お客様はオンラインや電話で車両の予約や変更ができなくなりました。Steamship Authorityは、ランサムウェアがレーダーやGPS機能に影響を与えなかったことから、船舶の安全運航に影響がないことを確認しました。
また、予定されていたすべての旅行は中断することなく実施され、お客様は、クレジットカードシステムの利用が制限されていたため、現金で車両や乗客のチケットを支払うかたちとなりました。
スチームシップ・オーソリティ(Steamship Authority)は、内部のチームと協力して、また外部の地域、州、および連邦政府の関係者と協力して、事件に対処していると述べています。また、調査の結果、攻撃中に機密情報の閲覧やダウンロードは行われなかったと結論付けています。
© 2021 CyberEnsō – 日本サイバーディフェンス株式会社。全著作権所有。