2021年9月9日、南アフリカ政府の司法省は、2021年9月6日夜に司法憲法開発省でランサムウェアによるセキュリティ侵害が発生したとの声明を発表しました。この攻撃により、同省のすべての情報システムが暗号化されたため、内部の従業員および一般市民が利用できなくなりました。これにより、同局が担当するサービス(権限証明書の発行、保釈サービス、電子メール、局のウェブサイトなど)に影響が出ました。
同局は事業継続計画(Business Continuity Plan)を策定し、この事件が国内の裁判所業務にこれ以上影響を及ぼさないようにするための緊急時対応策を講じました。これには、「手動記録装置を使用して、法廷が予定通りに開かれるようにする」ことが含まれています。
また、同局は州政府機関と協力して事件の調査と修正に取り組んでいるため、現在のところデータが漏洩したという事実はないとのことです。
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