ランサムウェア「LockBit」の運用がロイヤルメールへのサイバー攻撃を主張

2023年1月11日（水） 、英国最大の郵便配達サービス「ロイヤルメール」がサイバー攻撃を受け、国際配送サービスの停止を余儀なくされたことを公表しました。その後、2023年1月12日（木） 、このサイバー攻撃は、LockBit 3.0暗号化ツールを使用した個人によるランサムウェア攻撃であることが確認されたと報道されています。この確認は、身代金請求書が印刷され、その中にLockBitランサムウェアの操作によるTorデータ漏洩サイトと交渉サイトへの複数のリンクが含まれていたことから行われました。
当初、ランサムウェア「LockBit」一味は、Royal Mailに対するサイバー攻撃の責任を否定し、2022年9月にTwitter経由で流出した自社のビルダーを利用した他の脅威者の仕業だと非難していました。しかし、今回、LockBitの運営会社は、ロシア語圏のハッキングフォーラムへの投稿で、Royal Mailへの攻撃の背後にいることを確認し、どの系列会社が攻撃を行ったかを判断し、身代金が支払われた後に復号機を提供し盗まれたデータを削除するだけだと公言しています。