今週初め、ドイツの多国籍防衛企業であるHensoldt社は、2021年12月にランサムウェアの攻撃を受け、同社の英国子会社のシステムの一部が侵害されたことを確認しました。現在のところ、このインシデントに関する公表はされていませんが、このインシデントに関与したランサムウェアグループはLorenzランサムウェアグループであり、2021年12月17日にデータリークサイトに投稿して攻撃の責任を主張しています。
「当社の英国子会社の少数のモバイル機器が影響を受けたことを確認できました。」Hensoldt社広報責任者Lothar Belz氏
Hensoldt社は、企業の機密情報を扱うため、インシデントの詳細については明らかにしていません。ランサムウェア「Lorenz」グループは、公表されていない数のファイルを盗んだと主張しており、Hensoldt社に身代金の支払いを迫るために、2021年12月17日以降、パスワードで保護されたアーカイブの形で、データリークサイトで公開された全盗難ファイルの95%を公開したと考えられます。
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