2021年11月29日(月)、デンマークの風力タービン製造・販売・設置・サービス会社であるヴェスタスは、2021年11月19日(金)にランサムウェアによる攻撃を受けたことを確認し、ランサムウェアを封じ込めるために、複数の事業部と拠点のITシステムを停止しました。
ヴェスタス社は、インシデント発生以来、外部パートナーと協力して通常業務の回復に努めており、すべてのシステムを再び稼働させるために、広範な調査、フォレンジック、復旧活動、ITシステムおよびITインフラの強化を行ってきたことを明らかにしました。
「サイバーインシデントが発覚して以来、厳しい日々を過ごしてきましたが、今回のインシデントが風力発電機の運用に影響を与えず、ほぼすべてのITシステムが再び稼働していることを、経営陣および取締役会は非常に喜ばしく思っています。」 – ヘンリック・アンダーセン、社長兼最高経営責任者
現在のところ、今回のインシデントが顧客やサプライチェーンのオペレーションに影響を与えたという兆候はありません。ヴェスタス社は、今回のインシデントでどのようなデータが漏洩したのか、さらなる調査を行っていますが、現時点では、漏洩したデータは主にヴェスタス社の内部に関するものであることが判明しています。
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