2021年12月19日(日)、フランスのITサービス企業であるInetum社(売上高約20億ドル)がランサムウェアの攻撃を受け、フランス国内の一部の業務に影響を受けましたが、顧客が使用する大規模なインフラにはランサムウェアは拡散しませんでした。
「お客様が使用している主要なインフラ、コミュニケーション、コラボレーションツール、配送業務には、いずれも影響を受けていない」Inetum社
Inetum社の危機管理部門は、被害を受けたネットワーク上のすべてのサーバーを隔離し、クライアントのVPN接続を停止することで、このインシデントに迅速に対応しました。同社は、この攻撃について当局に通報し、インシデントレスポンスサービスのために第三者機関にも依頼しました。初期調査では、この攻撃に使用されたランサムウェアの種類が判明しました。このインシデントで使用されたランサムウェアは、ALPHVやNoberusとしても知られるBlackCatランサムウェアであると考えられています。
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