2022年2月20日(日)、シアトルに拠点を置く物流・貨物輸送会社のエクスペディターズは、サイバー攻撃を受け、世界各地の業務の大半を停止せざるを得なくなったと発表しました。このため、同社の貨物、通関、配送業務が制限され、顧客の貨物に遅れが生じる可能性があるとのことです。このインシデントの影響が重大であることから、サイバー攻撃はランサムウェア攻撃であると考えられています。
エクスペディターズ・インターナショナルは、「グローバルな環境の安全性を評価し、安定させるため、バックアップ手順を実施しており、この間、システムが使用できない可能性があります」と述べています。
エクスペディターズは、サイバーセキュリティの専門家を交えた調査を開始したことを確認するとともに、顧客への影響を最小限に抑えるために、通信事業者やサービスプロバイダーと連携した解決策を提案しています。なお、ランサムウェアのグループは、この攻撃の責任を主張していません。
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